松尾晃太

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俺は二人を見つめてコクンと頷く。 晃太「あぁ、実は両親が旅行に行くって言ってな…んで、家に置いておくわけにもいかないから親戚に預けられる事になった」 緑「こりゃまた急な話やな…」 晃太「昨日決まったんだと」 紅「さすが金の母と言ったところですか…」 緑「それで、いつ行くんや?」 晃太「明日」 緑「明日!!?」 緑が身を乗り出して言う。 それが普通の反応だよな… 紅は顎に手を添え何かを考えていたが、考えついたのか手を足の上に置いた。 そして息を吐いた。 紅「事情はよく分かりました…総長は…」 蒼「やめなくていい…!」 今まで寝ていたんじゃないか?と思うほど静かだった蒼が紅の言葉を遮って言った。 緑「せや、俺等の総長は金しかおらん!」 紅「コホン…蒼と緑に先に言われてしまいましたが…金、僕達はいつまでも待ち続けます。だから、ちょくちょく帰って来てくださいよ?」 晃太「お前ら……」 か、感動… そこまで俺のことを思っているなんて… 泣けるぜっ!! 晃太「ありがとなっっ!」  
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