松尾晃太

10/13
前へ
/158ページ
次へ
晃太「あ…はい、大丈夫です…」 ん?この人…どっかで見たような… 郁美「よかった。僕は副会長の金子郁美です、よろしくね」 そう言って手を差し出す金子先輩に俺は違和感を感じた。 晃太「胡散臭い笑顔…」 俺は思わずボソッと呟いた。 しかし金子先輩に聞こえていたようでピクリと眉が動いた。 郁美「俺の笑顔を見破るとは…面白い。気に入りました」 目の前が影になったかと思うと唇に柔らかい何かが当たった。 晃太「………んっ!?んん!」 俺は金子先輩にキスされていた。 つか男にキスって可笑しいだろ!! 晃太「……ふざけんなっ!!」 俺は先輩の鳩尾を狙ってに拳を食らわせた。 勿論、力加減はなしだ。 もろに入ってしまったのか金子先輩はグラリと揺れて倒れた。 何してくれてんだコイツ!! むかつく!! 俺は金子先輩を茂みに隠して理事長室に走った。 今思い出せばアイツは白虎の副総長だったんだ  
/158ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5342人が本棚に入れています
本棚に追加