出会い

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私の名は、リュウ33才。バツイチサラリーマン。もちろん3才になる子供がいるが、元嫁が連れて行ってしまった。原因は、全てを語るまでないだろう。この国じゃ圧倒的に男の立場が弱いからである。 そんなある日、臨時収入が入りイタズラ心に火がついて、人妻デリヘル嬢を呼んでしまった。どうも若い娘だと会話が弾まないので抵抗があった。電話すること40分。ホテルのチャイムが鳴った。ドアを開けると、見た目20代後半の人妻とは思えない風貌だった。その娘の名は、千里といい私より1つ年下の32才。彼女もバツイチで4才の子がいるらしい。とにかく溜まっているものを放出して、私は彼女にこんな質問をしてみた。 「彼氏いないの?」と。 すると彼女から「いないよ。」って返事が返ってきた。自分自身認めたくはなかったが、いわば一目惚れと言った状況で私の心のスイッチがONに入った。 そんな中で、回を重ねた時彼女の一言に耳を疑った。「お店にはナイショだよ。生で入れていいよ。」 当然私としたら、 「中でイッていいの?」と調子に乗って尋ねると、 「それはダメ!」と拒絶された。でも、商売柄とはいえ何か普通とは思えない雰囲気だった。 と同時に、彼女にだんだん惹かれて行く。 そして私の心の傷を癒してくれる、癒される気持ちになった。 仮にそれが偽善であったとしても、私にとってはノープロブレム。 なにしろ私にとってそれが、幸せを感じていた。
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