最低最悪俺様至上主義

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君は僕に夢中。 だから僕は君に何をしても許されると思っていた。 君は完全究極ナチュラリスト、エアコンが嫌いだった。 だが俺は言った。 『暑いんだからしょうがねぇだろ!』 君は完全究極規律者、君が眠たそうにしているときも 『寝たきゃ勝手に寝ろよ!』 電気を消してやることすらしなかった。 君は完全究極被害者、いけないことだと知りながらも、口には出せないようなひどいことをたくさん君にしてきた。 それでも君は何も言わなかった。 だがある時君は言った。 『最近なんか熱っぽいの。』 僕は確実に君を蝕んでいた。 君はすでに余命一年だった。 そして気付いた。 僕は君がいないとダメなんだ。君がいないと生きていけないんだと。 もうエアコンも使わないから。 ちゃんと電気も消すから。 君が嫌がることはもうしないから。 だから今までの君に戻ってくれ! だがもう遅かった。 そしてそんな僕を見て君は言った。 『あんたなんか居なければ良かったのに。』 これが君の本心だった。 僕は愛されてなどいなかった。 いや、君は植物から動物まで全ての物を愛していた。 僕はその全ての物の内の一つにしか過ぎ無かったのだ。
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