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「ただいま」
「おかえり。大護、また外で野球やってきたの?野球してもいいけどしっかり勉強もしてるの?」
そう言われると俺は母親に鞄から取り出した紙を見せた。
「ほら、これこの間のテストね。」
そこには90点ばかりのテストの答案があった。
「あら、前より点数あがってるじゃない!」
「中学校のテストなんて授業で聞いてればなんとかなるもんなんだよ。」
俺はそういって部屋に向かった。
俺が二階に上ろうとすると…
「そういえば、凪美ちゃんが部屋にあがってもらってるから。」
「あぁ、わかった」
俺は母親の言葉に軽く反応して二階に上がった。
二階には俺の部屋がある。
まぁそんなに広くはないが…
ガチャ
俺はドアノブをゆっくり開けると、そこには凪美がいた。
彼女の名前は柊 凪美(ヒイラギ ナミ)俺のご近所さんで幼なじみだ。
「また河川敷で草野球してきたの?」
「そうだよ。やっぱ野球は最高だ!」
「そんなに野球が好きなら野球部に入ればいいのに。」
「前から何度もいってるだろ。」
「まぁそうだけどさ…。大護くらい投げれる人うちの中学にはいないよ。」
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