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ウドンゲ「それは何?」
綾「これは、外の世界で使われている通信端末の一種で、まぁ、文章を保存したり、今ある風景を絵にできたりする機能がついている。」
ウドンゲ「それのどこが証拠なの?」
綾「えっと・・・これ。」
ウドンゲ「今は昔、竹取の翁・・・これはなんなの?」
綾「それを蓬莱山 輝夜ってやついるだろう?」
輝夜「わたしがどうかした?」
ウドンゲ「姫様!?」
輝夜「話は聞かせてもらったわ。んーと・・・・・・彼は白よ。」
ウドンゲ「姫様!?そんな文章で信じられるんですか?」
輝夜「これはね、私が地上にいたときのお話よ。ということで、彼は月の人じゃないので大丈夫ってわけ。取りあえず、その傷、永琳にみてもらったら?」
―治療終了―
綾「自己紹介がまだだったな。俺は飛乃風 綾(りょう)。年齢は16。幻想郷の外から来た人間、所謂外来人で、俺はこの幻想郷の事についてはある程度は知識があるし、これから起こることも知っている。しかし、未来を変えるようなことはしないつもりだ。」
輝夜「じゃあ、私たちがこれから行おうとしていることも?」
綾「もちろん。月からの使者が来ないため、満月の少し手前で時を止めるだろ?。」
輝夜「じゃあ、結果はどうなるの?」
綾「未来を変えてしまうおそれがあるから教えない。もちろんのこと、参加もしない。外来人が異変に参加すること自体がイレギュラーだし。」
てゐ「能力とかは持ってるの?」
綾「さっきここまで飛んできたけど、その時に分かったのはおそらく、『風を操つれる』ぐらい。詳しくは使ってみないとわからない。」
綾「最後に、お願いがひとつだけあって・・・・・俺を泊めさせてください。」
永琳「別にかまわないけど、理由だけ聞かせてくれるかしら?」
綾「外来人だから、寝床とかがなくて・・・」
永琳「わかったわ。」
綾「あ、ありがとうございます。」
かくして、飛乃風綾は永遠亭に住みつくことになりました。
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