急変

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その朝はちょうど私の学校の修学旅行とかぶっていたんです。 なんかゾッとしました…テレビも前夜に壊れてしまったり… その朝はすぐ母に電話して帰ってきてもらい… 曾おばあちゃんを乗せた救急車におじいちゃんは乗り、病院へと向かいました… しかし30分後にメガネのおばあちゃんは亡くなったと聞きました。 私と母と母の妹でお昼、メガネのおばあちゃんの顔を見に行きました。 顔を見た瞬間…本当に眠っているかの様で、生前の時より穏やかな顔でした…お風呂にも入れなかったおばあちゃんは、顔も綺麗にしてもらっていました。 私と母と母の妹は泣き崩れ、これでもかって程に涙が出ました。 本当だったら家へとなんでしょうけど、おばあちゃんのひどいトコズレとどうして老人ホームに行かせなかった…などの疑問に感じた警察の調査が家に入るという事で、メガネのおばあちゃんはお仏壇のお店で眠っていました。 老人ホームを毛嫌いしていたおばあちゃんを無理には…という意向で老人ホームではなく家での介護におじいちゃんは踏み切ったのです。 トコズレは虐待と勘違いした警察が医師から話を聞かされ納得されて偵察は終わったそうです。
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