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ー弟ー
弟が産まれて、一番可愛がったのは父親です。
私はどっちかというと
父親から距離を置いていて
父親→怖いという思いをいつの日か抱いてました…
私が泣くと…
父『うるせぇな!!!!泣くんじゃねーよ!!!声出すな!!!!!!』
だとか
しょっちゅう言われてました…
母の臨月のお腹を蹴っ飛ばしていた父親の姿、がトラウマになってしまい、あまり父親に懐かなくなりました…
母は切開で弟を産んでいる為、入院を少しの間していて
何日か父親と2人になる事がしばしありました……
時々、祖母達が来てくれてましたが、仕事もあるのでさすがに毎日とはいかず、致し方ない事でしたが5歳の私には地獄の他のなにものでもない苦痛な日々でした…
そして母の退院の為、祖母の車で迎えにいき、初めて弟の顔を見ました。
“ちぃっちゃくて可愛い”と呟いた私に『れなちゃんもまだ小さいけどね(笑)』と母と祖母は口を揃えて、言ってた事を今でも覚えてます。
あの婦人病院の匂いって
本当に独特な匂いで
今でもハッキリ覚えてます
弟が産まれた婦人科で私も産まれたんですが…なにか懐かしい様な…子供ながらにそう感じとっていました…不思議な場所です。
弟の誕生で家族が一人増え
4人家族になった訳です…
不思議に弟が5歳になるまでの記憶が無いんです…
けどここからが本当の地獄絵図でした。。
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