始まりと終わりの日

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「ばぁちゃん!ばぁちゃん!見てくれよ!」 そう言ってひとりの幼い子供は手に握られていた石を粉々にしてみせる 「っ!咲夜(さくや) ……ちょいとおいでな」 咲夜と呼ばれたガキは 昔の俺で親は仕事に人生の価値を求める人だったから俺は田舎にいる ばぁちゃん家に預けられた そんな時からか 俺は不思議な力に気づいた まずは純粋に怪力になった 別にビスケットオリバーみたいな筋肉達磨じゃないが怪力になったのだ 石を握れば粉々だし 木を殴れば穴が開く そしてこれが一番不思議で、俺には……
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