始まりと終わりの日

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それからは葬式も無事終わり、家にはばぁちゃんの遺品と俺だけとなった 俺は片付けをしていたら昔タバコを吸っててばぁちゃんにスッゴイ叱られたのを思い出した その時に没収されたタバコを発見したのだ 「…久しぶりのマルボロだな。ばぁちゃんはもういないし今日だけだ」 俺はまだ未成年にも関わらず慣れた手つきで火をつけ深く吸った …はいいが久しぶりだからか盛大にむせてしまった。しかも呼吸できない 「っ!ゲホッゲホッゲホッヒュー…ヒュー…ゲホッゲホッ」 そのまま俺は苦しさから倒れ意識を手放した 俺が地球にいたころの最後のマルボロだった
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