目覚まし三分前に

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「おはよーっ」「見たみた!?昨日の…」 クラスにはもうだいたいの人数が そろっている。 あたしのクラスは超がつくほど うるさい。 けどその分仲良しだ。 「ね、香奈。ちょっと屋上いかない??」 「ん??なんで…」 いきなりの不思議な発言。 すると亜季は耳に口を寄せて ひそひそという。 「屋上にすごくかっこいいこの学年 の男子がいるらしいの。 ね、見に行くだけ行こう??」 正直あんまり乗り気じゃない。 だってなんでまた 一人で屋上に?? よからぬこと考えてるとか… まさか自分の美貌を生かして いろんな女の子をおびきよせて… 「さ!!!行くよ!!」 「え、ぇえ!!マジでー?!」 あたしの声は亜季に届かず。 そしてあたしは……… この日、この時、あなたに出会う。
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