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「俺、佐伯 陸。…っと あんたって
………朝倉サン…だよね??」
「え……!?なんで知ってるの!?」
あからさまに
驚くあたし。
だって……初対面だし。
もしかして、ずっとあたしを…??
なんて思ってたら。
「なんでって…名札」
「…あ」
完全なる思い上がり……
「あ、そろそろチャイムなるし
俺 戻るわ。まぁーだいたいココ
いるから。暇んなったらきな」
そう言って手をヒラヒラしながら
彼は階段に向かった。
暇んなったらきな
って…彼、そういった。
……なんだったんだろう??
この胸のときめきは。
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