チャイム三分前に

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「俺、佐伯 陸。…っと あんたって ………朝倉サン…だよね??」 「え……!?なんで知ってるの!?」 あからさまに 驚くあたし。 だって……初対面だし。 もしかして、ずっとあたしを…?? なんて思ってたら。 「なんでって…名札」 「…あ」 完全なる思い上がり…… 「あ、そろそろチャイムなるし 俺 戻るわ。まぁーだいたいココ いるから。暇んなったらきな」 そう言って手をヒラヒラしながら 彼は階段に向かった。 暇んなったらきな って…彼、そういった。 ……なんだったんだろう?? この胸のときめきは。
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