2 ~Let's go school!~

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気付いた時には、手足を縛られ1-Fの教室に作られたサバトの会場にいた。 「ちょ、何これ!?いきなりなんなの!?てかあんた達だれ!?」 『わめくな!男の夢を汚す者よ!朝からイチャイチャと美女ランクAA+の佐久間麗香と登校していただろう!』 「いや、あれは・・・」 『言い訳はきかん!』 黒いマントの中の目は赤い光を放っていた。 しかも手には地獄でよく見るような鎌が握られていた。 正直に言おう。めちゃくちゃ怖い。 『諸君。ここはどこだ?』 会長らしき人が周りの闇に問う。 すると今まで闇だと思っていた所に赤い光が灯った。 更に怖い。 「な、なんでそんなに人数いるの!?しかもこのクラスの男子全員じゃない!?」 周りの闇は答える。 「「最後の審判を下す法廷だ!」」 声がピッタリとそろう。 ・・・こいつら、初対面どうしのクセになんだこの統率力・・・ 嫉妬は不可能を可能にするのか・・・! さらに会長の言葉は続く。 『異端者には?』 「「死の鉄槌を!」」 『男とは?』 「「愛を捨て、哀に生きるもの!」」 『宜しい。これより―――――1-F異端審問会を開催する!』 なんだか入学初日に物騒な会を作ってるし・・・ 「てか、なんでもいいから助けてーーっ!!」 すると、前にいた会長と会長の側にいた男が歩みよって来た。 『久しぶりだな・・・匠海』 「はじめましてだな・・・匠海」 似ているようで似てない挨拶と共にマントをとった二人。
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