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そんな騒ぎも収まり、LHRの時間に。
「今日からお前らの担任になる、小都里愛菜(ことり まな)だ!ちゃんと26歳だから甘くみんなよ!」
本当に26歳か疑わしい。
先生の年を逆サバ読みの線から疑ったのは人生初だ。
「これから、この学院で様々な事を体験してもらうことになる。なんでもまずはやってみろ!勉強も恋愛も、Hなこともだ!」
・・・あれ?
一つ高校生活にふさわしくないワードが聞こえた気がしたけど・・・勘違いかな?
すると、雄二が元気よく手をあげた。
「はいっ!」
「なんだ吉田!」
「俺達は小都里先生を彼女にしたいです!」
「スカターーン!!」
「ぐびらっ!?」
チョークを顔面にくらい撃沈する雄二。
・・・あのバカ、何をやってんだろう。
「言っとくけどな、せんせーは生徒と恋愛する気なんざ無いから覚えとけよ」
ギロっと睨み付けながら言った。
かと思うといきなり笑顔に戻り、
「んじゃまー、まずは定番の自己紹介、行ってみよー♪」
ノリは中学生みたいだな・・・と思っていたら、顔に出ていたのか、黒板消しがオレの顔にフレンチキスをプレゼントしていった←(詩的表現)。うぎゃあ!目が!目がぁ!
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