三年九組

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「HRを始める。出席取るから返事しねぇと沈めんぞ」 「「えー………?」」 沈める? なに俺ら沈められんの? 日本海🌊?東京湾🌊?なに?どこのヤクザ? ちょっとクラスがパニックな雰囲気になる。 が、遠慮なく点呼が始まった。 「青木」 「あー……はい?」 点呼とか、返事とか。 慣れてない俺らは戸惑いながらも「沈める」宣言が無視できないでいた。 「魚谷」 「あ、あたし?💦い、いるけど…」 「榎原」 「お、おう……」 な、なんだよ流れ的に無視できねーじゃん、とたどたどしい返事が続く。 俺は「はーい」って普通に答えたよ👍 「ラスト、鰐淵」 「………」 初、返事がない。 鰐淵はそういうタイプじゃないのに。 「鰐淵」 「………」 ちょ、なにやってんだよ鰐淵。 と、見れば。 「ん……」 寝ていた😖 「鰐淵!!!⚡⚡」 「うっわわわ!!??」 哀れにも怒鳴り声で起こされた鰐淵は寝ぼけたままパニックで立ち上がった。 というか。 怒鳴り声が腹に響く、というか。 脅されてる気持ちになるのはなぜ。 怖いぜ☆← 「鰐淵テメェ次寝やがったらグラウンドに埋める」 「はっはい気をつけます!!?」 埋める?埋没?生き埋め?コンクリート漬けぇえ!!!?← 何かこの担任、変です。 っていうかアダ名決定。 『詐欺教師』 あーもう黙ってりゃ綺麗なのにヤクザとか。 マジ詐欺だってば。
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