序章

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キッチンタイマーが鳴った。 「だろ?まあそれも何かあれだが…とにかく頼む」 「まあ、分かりました。ツアー終わったら何かおごってくれるなら良いですよ」 携帯電話を耳と肩の間に挟み、インスタント食品に調味料を入れながら答える。 「ああ、分かったよ。終わったらな。じゃあ送別会で」 「はい、さようなら」 電話が切れるのを待ち、切れてから携帯電話をポケットにしまう。 「掃除しなきゃなあ…」
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