329人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちょっ、 すいませーん。 リハでこけちゃって…」
「ん?」
何だか聞き覚えのある声に、あたし振り返った。
(なんでー!?)
あり得ない光景に、固まるあたし…。
ドアを開けて入ってきたのは、紛れもなくSHERAのメンバーで、しかもあたしの一番のお気に入りの、一宮和彦君だった。
そこへ丁度、ヒガシも戻ってきて…。
「えー? どれどれ? あ、 亜希ちゃんテーピングあるかな?」
と、あたしに…。
「え? あ、 はい…。 えーと…」
極めて平静を装い、救急セットからテーピングを探す。
その間ヒガシは、触診しながら、折れてはいないみたいだなぁ、とかなんとか話してる。
最初のコメントを投稿しよう!