第1章「出会い」

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次に起きたのは昼休みだった。 起きたと言っても、ホーネスが起こしてくれただけなのだが。 「フェル、ご飯食べようぜ」 「う、うん」 この時、僕は横目でアンルの方を見ていた。 アンルは一人で弁当を食べていた。 アンルを誘っている男子がいたが、目は血走っており明らかにおかしい奴ばかりで、流石に断られていた。 女子は男子からの人気が気に入らないのか、性格が気に入らないみたいで、誰も誘おうとしていなかった。 僕が誘おうかと思ったのだが、人見知りが酷い僕には「一緒に食べよ」の一言は出なかった。 ホーネスは鈍感過ぎるのか、まったくアンルの事には気付いていなかった。 アンルの事を心配しながら昼休みが過ぎていった。 そして時間は経ち、あっという間に放課後になっていた。
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