六章

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「っと、お待たせしました。お団子だよ!」 我に返り、手にしていた団子を彼らに手渡す。 「っしゃ、待ってました!」 と、平助。 「いただきまーすっ」 にこにことしながら、続いて雪。 そんな2人の姿を無言で見つめる一の姿があった。 「?、斎藤さんは食べないの?」 「いや、私は…」 「あーそういや一さん、甘いもの苦手だっけ?」 一のかわりに平助が答えた。 「へ…」 「っえええ?!?!」 春よりも雪の方が驚いていた。
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