一章

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「?!」 「あ、間違ってました?」 「い、いえ…そういうわけでは…」 「そうでしたか、良かったー。…と、自己紹介がまだでしたね。僕は沖田総司です。一番隊の組長です。」 目の前に現れた青年はそういうと、ニコリと微笑んだ。 「あ、と…私は花村雪と申します。本日よりお世話になります。」 ペコリ、とお辞儀をする。 「雪…ですか。変わった名ですねぇ。まるで女子のような…」 「っ!!そ、んなことありません…っ」 よしてください、と雪は慌てて否定する。 それもそのはず、実は雪は女子であることを偽って入隊したのだ。
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