高校2年...夏

9/14
前へ
/124ページ
次へ
「おはようございます・・。」 職場のお姉さま方に対する態度の悪さはぴか一だった。 だから、やっぱりイジメも半端なかった。 このまま、この世界で生きていくのかと自問自答の日々だった。 「夢ちゃん!!かわいいねぇ!若いね!」 「ありがとうございます」 「○○さんもお若いですね」 同じ会話が繰り返される世界。もうやめよう。 「店長。。辞めます」 「夢?この世界はお前が夢という人間を演じきって、そこで初めてお客さんに心地いい時間をプレゼントできるんだ」 「分かるか?お前は一人で突っ張ってるけど、そこもキャラクターにするんだ。」 「・・・・・はい。やってみます・・・。」 そこからは、もう本当に地獄みたいに辛かった。 夢ちゃんというキャラクターを作るまでに相当苦労した。
/124ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加