高校2年...夏

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家に帰るとママがいた。 「亜美ちゃん?早いねえ・・。学校ちゃんといってる?」 心配そうなママを、うっとうしそうな目で睨み、ため息を漏らしながら返事をする。 「うーーん・・。そこそこ?」 その夜大好きなメンソールのタバコをくわえながら今の学校のことを考えた。 中学時代から学校が好きじゃなくて、人と同じ人生なんてダサい。 人と同じ事しか出来ないんだったら・・そんなの面白くないって思っていた私は。 高校に進学してもまともな友達なんて出来るはずなく、金髪でピアスとか、タバコを吸うとか。 学校でも悪い奴と呼ばれるような奴しか声をかけてくれなかった。 福祉の仕事に進みたい。という道をやっと見つけて、出来ない勉強を頑張って入ったけど。 本当にバカの集まりみたい。自分がバカなのは棚に上げて、そう思った。 小さいため息をつき・・ 「学校・・辞めようかな?」 とつぶやいた。 もう今日は寝ようかなー?と思ったとき携帯がなった。
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