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着信 知美
「はいー?久しぶりー。」
「亜美?ちょっと仕事しない?」
「エー?何の?」
「キャバ」
「お金になるん?」
「なるなる!!亜美やったら儲かるって!」
「じゃあ行くわ。」
それで私は16歳で夜の世界に足を踏み入れることになった。
お酒はそんなに弱くないと思ってたが、若干16歳の私お姉さま方にはかなわない。
特に新人ということもあって、お姉さまの仰せのままに飲んでは吐き・・吐いては飲み。
さすがにキツイ。
しかも肝心の知美は3日で辞めてしまった。
「うっそーん?」
こんなとこ一人でいたら死んでしまう・・と思ったが、辞めるわけに行かない。
力は完全にヒモ状態。もう帰れよ・・。
と心の中で思いつつ、その日暮を送ってたある日。
正也と遊んでたら正也の携帯が鳴った。
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