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「話がかなりズレたけど、とりあえず沖田さんは蛞蝓に何をかけると溶けるかを調べてきてください。
あっ因み実験で試用する蛞蝓は5匹まで。」
理嵐はビシッと人差し指を沖田に向けた。
「兄様!!遊ぼう!!ランニング行こう!!」
紅夜は話がだいたい区切り終えると、キャンキャンと話す。
「分かった分かった。
あっ山崎さん。兄さんを捜してくださいね。
ほら狛羅行くよ。」
理嵐は山崎に確認を取り狛羅に跨がる。
紅夜は狛羅の周りを、ジャックラッセルテリア並に跳びはね、喜びを表す。
そして二匹は風の如く走り出した。
「・・・相変わらず速いですね~。」
沖田はボソッと呟く。
「そうか、総司は乗った事があるのか。どんな感じなんだ?」
永倉も呟きながら問いかける。
「そうですね・・・馬と比べたら走る音が全くと言っていいほど、音がなく、
一回の蹴りで遠くまで行ける。グンッとね。
それに・・・理嵐もその動きに合わせて・・・そう、共に駆けるように一体となるように見えるんだ。」
沖田はまるでその場に理嵐と狛羅が駆けている様子を見るような目で言葉を発する。
永倉は そうか と小さく呟いただけだった。
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