局中法度

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  理嵐はほてる顔を冷ますようにズンズンと廊下を歩く。 だが、土方の部屋が近くなるにつれ、言い争う声が聞こえる。 それを聞いて理嵐は瞬時に判断した。 ―あぁ・・・仏と鬼の意見が食い違ったか・・・。 理嵐はため息を付くと急いで部屋にはいった。 そこには案の定、言い争ってる山南と土方がいた。 「だから!!これでは厳し過ぎます!!」 「イヤ!!この組を纏めるにはこれくらいやらないとっ!!」 「ですがっ!!」 「だからっ!!」 二人の争いは止まる事を知らない。 理嵐は少し冷めるまで傍観を決め込んだ。 イヤ止めろよっ!! とつっこんだ方もいらっしゃると思いますが理嵐曰く・・・ 「めんくせ~。」 との事です。  
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