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どうやら中尾さんは育ちの良いお嬢様らしい、なんだか行動一つ一つに品の良さが窺える。
「明人くんがいつもお世話になってるそうでありがとうございます、向井くんはすごく頭が良いんですよね」
「いえいえそんなことないですよ、アキトの万能さには負けます(まぁ頭では僕の方が上だけど)」
どうも初対面の人との会話は緊張する、ましてや女子となると……アキト早く帰って来てくれ~!
「ところで向井くん、どうして私の方が中尾 だってわかったんですか?」
「あぁそれは、アキトに中尾さんは長身の綺麗な美人って聞いてたんですぐわかりました」
「まぁそんな、明人くんったら恥ずかしい……」
顔を赤らめる中尾さん。
その後ろでもう1人の黒髪の女の子がプルプルと震えていた。
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