桜のダンス【事件編】

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何故か目の前で展開され始めたATフィールド(あきとくんったらもう、な感じのイチャイチャ空間の略)に僕は無自覚に多少のむかつきを感じていたんだろう。 言葉が口から漏れ出た。 「「リア充、爆発しろ……って……え?」」 言葉がぴったりと重なった。 自然と目が合う、田渕さんと僕。 次の瞬間、僕たちの顔には黒い笑顔が貼りついていた。 「田渕さん……僕たち良い友達になれるかもしれませんね」 「……そうね」
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