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「じゃあその面白い話とやらを聞かせてよ」
「まぁまぁそう急ぐなって、放課後、美術室前で話すよ」
「……僕ら以外にも来る人がいるのか?」
それだと少しメンドウだな、って思う。
もしかしたら気を遣わなくちゃいけなくなるかもしれない。
するとアキトはだらしないニヤケ顔を浮かべて言った。
「フッフッフ、よくわかったな。実はハルカがさぁ~俺の仕事を見たいんだとさ~」
「ハルカ…って、お前の彼女の中尾さんか」
こうみえてもアキトは生徒会役員でスポーツ万能、容姿端麗のハイスペック高校生なので、当然のように彼女がいる。(悪いのは頭だけかもしれない)
しかもその彼女──中尾 遥(ナカオ ハルカ)さんもかなりの美人女子高生らしい……
……………いや、別に悔しくなんかないよ?
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