第1話 ~夢の始まり~

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 集会・食事の場 スピカ。 そこは…、  何も見えない暗闇の世界だった。  あれっ?おかしいな? おれ、目が悪くなったのかな。それともなんか疲れてんのかな。 この前一度だけ見たけど、小さい宴会場みたいなとこだった気がしたんだけど。 やべぇ、おれももう終わりかな。 そう思った瞬間、突然目の前が明るくなった。 「…うわっ」  急に目の前が明るくなったことに少し驚いてしまった。 だけど、それだけじゃなかった。  明るくなったのを合図にしたかのように、 パンッ! と、クラッカーの音がした。 部屋にはほんの少し音が響いていた。  そして、クラッカーの音が完全にしなくなったと思った次の瞬間、 「すばるへようこそ―!!」  部屋全体に響くような声が聞こえた。 おれはかなり驚きながら、 やっと明るさになれた目で部屋の中を見た。  すると、部屋の真ん中あたりに四人の人がいた。 そのうち三人は、さっきならしたであろうクラッカーを持っていた。 そして、やっと目がちゃんと見えるようになってきたとき、 立っていた三人のうち、二人が口を開いた。 「待ってたよ二人とも!! ようこそすばるへ!」 「待ってたっスよ二人とも!!」
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