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集会・食事の場 スピカ。
そこは…、
何も見えない暗闇の世界だった。
あれっ?おかしいな?
おれ、目が悪くなったのかな。それともなんか疲れてんのかな。
この前一度だけ見たけど、小さい宴会場みたいなとこだった気がしたんだけど。
やべぇ、おれももう終わりかな。
そう思った瞬間、突然目の前が明るくなった。
「…うわっ」
急に目の前が明るくなったことに少し驚いてしまった。
だけど、それだけじゃなかった。
明るくなったのを合図にしたかのように、
パンッ! と、クラッカーの音がした。
部屋にはほんの少し音が響いていた。
そして、クラッカーの音が完全にしなくなったと思った次の瞬間、
「すばるへようこそ―!!」
部屋全体に響くような声が聞こえた。
おれはかなり驚きながら、
やっと明るさになれた目で部屋の中を見た。
すると、部屋の真ん中あたりに四人の人がいた。
そのうち三人は、さっきならしたであろうクラッカーを持っていた。
そして、やっと目がちゃんと見えるようになってきたとき、
立っていた三人のうち、二人が口を開いた。
「待ってたよ二人とも!! ようこそすばるへ!」 「待ってたっスよ二人とも!!」
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