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「……」
もう衝撃的すぎて言葉が出ない。
なんなんだよこの展開っ!
とりあえず何か言わないと。
えっと、こうゆうときはその…。
「……ふ、ふとんがふっとんだっ!」
「……」
やってしまった。もうだめだおれ。
今度病院に行こう……。
つーか、なんか他の事を言わなきゃな。
「……みんながすばるの人?」
そう聞くと、立っているうちの一人からすぐに返事が返ってきた。
「そうだよ! 祐輔とかなたんも合わせてあたしたちは全員そうだよ!」
「えっ? なんでおれの名前を?」
「くみちゃんが教えてくれたんだよ。私の情報網は完ぺきだね。それよりもやっとみんな揃ったし自己紹介しようよ! じゃあまずは、遅れてきた罰として祐輔から!」
「えっ、おれから!? えっと、おれは島崎祐輔です。よろしくお願いします」
こんなんでよかったのかな?
「はい、オーケー! 次はかなたんの番だよ。」
あっ、軽くオーケーなんだ。次は奏の番か。
「ちょっといいかしら」
「えっ、どうしたのかなたん?」
「その、かなたん、ってのはわたしのこと?」
「そうだよっ! 奏だから、かなたん! かわいいでしょ~。そんなことより、自己紹介かなたんの番だよ!」
「なんてめんどくさい子なの……。 わたしは瑠璃垣奏よ」
奏はため息をつきながら仕方なくといった感じで自分の名前を言っていた。
奏のことはさっき玄関で聞いたから、後はこの人たちだけだ。
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