第1話 ~夢の始まり~

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 星蘭高校の入学式はほんの1時間程度で終わってしまった。 名門っていうくらいだから、 2、3時間は平気でかかるもんだとばかり思ってたからだ。  入学式が終わって、 これからおれたち新1年生は教室に向かうらしい。  先生の紹介や、自己紹介があるくらいだろう。  そんなことを考えながらおれは自分のクラスの教室を目指した。 「……確か3組だったよな」  と廊下をのんびり歩きながら自分のクラスの教室を探した。  少し歩いたところに、 扉に3組と書かれた紙が貼ってある教室を見つけた。  そして、 ここだと思いながら、 おれはその教室に入っていった。  するともうすでに、 教室にはたくさんの生徒が集まっていた。  同じ中学からきてるのか、 誰とでも気軽に話すことができる人が多いのかは分からないけど、 ほんどの生徒が二人や三人で話していて、 教室の中はかなり賑やかだった。
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