燃えろよ燃えろ

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やがて民家のブロックを燃やすにはあまりに幼すぎた炎は燻ったのちに煙だけになった。 笹崎は特に不満そうな様子も見せずにその場を早くも遅くもなく悠然と立ち去る。 そう笹崎修平は放火魔である。
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