‥‥‥ありがと

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(ドキドキするなぁ) 「あの‥家が分からないから、ナビってくれる?」 自転車をこぎながら後ろに言った 「うん‥」 女の子はそれだけしか言わず、曲がり角で 「右に曲がって」 「左‥‥」 と家へのルートだけを的確に伝えるだけ‥‥ 少し気まずい空気だったけど、駅の近くの少し高台にある、白い大きな家に着いた 「ココが家」 そう言って呼び鈴を鳴らした 《ピンポーン》
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