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そして、人が生まれた・・・。
人は今までにない、言葉、豊かな感情、そして能力を持ったもの達だった。
能力を優先した為人は己を守る力を減少させてしまった。
神々は龍族に言った。『人に力を貸して欲しい。』と、龍族は喜んで引き受けた・・人が最良の者となることを信じて・・・人はまず、樹龍が愛す森を必要以上に切り開いた。
森に住む動物達は逃げ惑い、住処を失い滅びた。
次に人は火を戦いの為に利用した。
火は人々の住処を焼きはらい、樹龍の愛する森を火龍の愛する炎によって更に数を減らした。
続いて人は水を汚した。
水は物を清める、人は己の使う物を水により清めた。
悪気はない、分かっていた。
それが彼ら人にとって必要なものであれば認めよう。
しかし、人は必要以上に我々龍から奪う・・・嘆かわしい
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