俺ノ物語のはじまり?

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鈴木先生が書く小説は確実に売れるのだ。一つのジャンルに限らず、全てのジャンルが。ミステリー、恋愛もの、ファンタジー、そう、全て。 俺たちの出版社を一番に支えてるのは先生ではないかと思う。 この人にかなう人はいない。 だが、しかし、売れるとはいえ、よく考えると俺はこれから魂を抜かれに行かなければならない、ということになる。 「……っ」 急に黙る俺。視線さえ編集長に向けられない。 「もう君しかいないんだ」 なんだ?このプレッシャー。編集長が直々に回してくる仕事。考えなくても分かる。 この仕事は、……ヤバい。
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