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ひんやりとした底冷えする空気。 灯りも乏しいそこは城の地下牢。 看守を手刀で眠らせた男の方の影は音を出さないように慎重に地下牢を進む。 二、三牢を進んだ所でふと足を止めた。 彼の視線の先には初老の男性が寝ていた。
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