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赤頭巾はその男にペンペン草を指差し顔を傾ける。狼「いや、そんなもんいらん。むしろ草なんか欲しがる人いないだろ。」
赤「そうなんか!?まあ、いいや。じゃあな。俺は早く帰ってチャーハン食いたいんだ。」
赤頭巾はおばあちゃんの家に向かった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
赤「もうすぐで着くな。早いとこ渡して帰るべ。」
そして、赤頭巾はおばあちゃんの家についてドアをノックした。
コン
コン
叔母「誰です?」
ドアの向こうからおばあちゃんの声が聞こえた。
だが声が違うきがした。
赤「赤頭巾だ。お見舞いに来た。開けるぞ。」
赤頭巾はドアを開け中へ入った。
そこには、おばあちゃんがベッドに寝ていた。
いや違う。さっきいた狼がベッドに寝ていた。
赤「・・・おい。お見舞いの林檎とペンペン草持ってきた。」
赤頭巾は机に林檎一つをそっと置きペンペン草に対しては机にバンっと叩きつけ置いた。
狼「大事に食べてやる。毒入ってないだろうな。」
赤「別にお前にあげるっつってねーよ。つかおばあちゃん食べちまったのか。」
狼「あぁ・・・。林檎、毒入ってないだろうな。」
赤「嘘つくなよ。ベッドのした尻見えてるんだけど。・・・気のせいか?」
確かにおばあちゃんらしき尻が見えている。・・・が
狼「気のせいだ。林檎毒入ってないだろうな」
赤「気のせいか・・・つか毒入ってねーよ。何回言わせるんだ。ったく!。」
叔母「・・・・・・」
狼「それはこっちの台詞だ。さっき初めて聞いたぞ。毒入ってないならいい。帰れ。」
赤「あっそーかよ。じゃあな。」
赤頭巾はお母さんにおばあちゃんが元気だった事を伝え、おいしいチャーハンを食べたとさ。
END
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