始まり…

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 僕らの学校は、基本用事がないときは自分のクラス以外の教室に入ることが禁止されている。  でも大体の生徒がそんなルールは、無視している。  だが僕は、授業が終わるとすぐに優奈の教室に向かうため優奈の教室にはいつも担任の先生がいるので僕は、教室のドアの近くにいる生徒に頼んで優奈を呼んでもらっている。  今日は、優奈の親友でもあり僕の友達でもある果林に頼んで優奈を呼んでもらった。  「あっ果林ちゃん!優奈呼んでくれる? 」  「あっちょっと待ってね!」  すると果林は大声で  「優奈ー彼氏のお迎え!」  と優奈に向かって言い放つ。  すると優奈は、突然のことで周りからの目もあって恥ずかしくなってしまい顔を真っ赤にする。  周りにいた果林以外の生徒もなんだかんだいって、僕と優奈を茶化す。  「ちょっとやめてよ!」  真っ赤な顔で優奈は、周りの生徒にそういって恥ずかしそうに僕の元に歩みよってくる。  「あっ祐介、今日ちょっと果林達と用事あるから一緒に帰れないの…ごめんね?」  僕は、一緒に帰れないと言われたのは今まで付き合ってきて初めてだったので少し戸惑ったが、優奈を気遣って  「あっじゃあ気を付けて帰ってね!バイバイ!」  とだけいって優奈の前から足早に立ち去っていった。
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