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寮
俺達はあの後、自分の部屋に戻り夕食の準備をしている。
「何してるんだ?」
「ん?ああ、米を磨いでいるんだよ」
俺は今、米を磨いでいる、久しぶりの米なのでかなり楽しみだ。
「そうか‥‥‥ッ!」
ヴァンは急に耳に、いや正確にはイヤリングに手をあてだした。
「どうかしたか?」
「いや‥‥少し用事を思い出してな、悪いが夕食を頼む」
「わかった、早く用事を済ませろよ」
「ああ」
そう言うとヴァンは急いで部屋から出て行った。
「‥‥‥‥‥‥」
あのイヤリング、あれは恐らく、念話をすることができる魔道具だろう、念話は遠くの人と会話する事ができる、しかし念話の魔道具はかなり高価な代物だ。
恐らくギルドの任務で呼ばれたのだろう‥‥‥入学して直ぐに任務か。
「‥‥‥仕方ない」
四次元ポケットからゴーレムを出し料理を作る様に命令し、四次元ポケットからある物を出す。
それは鬼人の黒いフード付きのコートと仮面・狙撃銃だ。
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