強調表現について

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   大勢の子どもたちが騒いでいるとします。  その状況下でAさんとBさんが同時に一言つぶやきました。  Aさん  「子どもがうるさい」  Bさん  「この子どもがうるさい」  この2つの例から読みとれるように、「この」という連体詞をつけることによって、「うるさい子ども」が「不特定多数の子ども」から、ある「一人の子供」に<限定>されます。  これが、「この」という連体詞の主な役割です。  ひとつのものをあえて<限定>することにより、その<限定>されたものは、他のものより強調されるのです。  次ページで、「この」を使った強調表現の例について見てみましょう。  
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