義眼の少年と騎士少女

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暗いどこかの部屋に大人数の大人が丸い机を囲んで話している。 「花月のトップはまだこないのか」 「せっかく仲間に出来たと言うのに」 すると一番年をとっていると思われる老人が口を開いた。 「それは少し違うぞ。」 すると言葉を発した老人以外皆驚いた表情をした 「どういう事ですか? 総帥」 総帥とは軍で一番位が高い者を指す 老人は淡々とした口調で 「あやつらは自分達に掟を作っておる。 その掟に背く者が現れたら容赦なく殺すじゃろう そしてあやつら、花月のトップは仲間の誰よりもそういう所が強い。 あやつらは簡単にわしらを裏切るぞ。 ただ今は遊び感覚で手伝ってくれるだけじゃ。」 その言葉にその場にいた全員が固まった。 その言葉は殺そうと思えば何時だって殺せると言ってるからだ。 「それと、わしらに協力してもらう代わりに契約を一つした。 仲間を殺しても罪にはならない...と」
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