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狼は変わらない優しい笑顔で言った
「朝見て思ったんだ。お前は髪ほどいてた方が可愛いってさ」
至近距離に顔があるせいで吐息を間近に感じる
しかも狼をよく見ると…
『イケメンじゃないかっ!!!!』
そのせいで祐の顔は余計熱を帯びていく
祐は言葉も発せずただ口ごもり
視線をさ迷わせる
チラリと狼を見ると視線が絡み合う
よく見ると狼の顔も赤くなっているように見えた
狼は少し切な気に目を細め、フイッと視線を泳がせた
しかし何か決意したように再び祐を見た
「真坂」
その途端再びビクリと肩を揺らす祐
「な、何?」
恐る恐る口を開く
狼は少し間を置き、ゆっくりと言葉を紡いだ
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