甘党、狼さんに告げられる

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「ん?折合珍しいな。授業でるなんて。遅刻だけど」 先生も振り替えり狼を見る 道木先生はこの学校で唯一狼とまともに話をできる先生だ 狼は興味なさそうにフイッと顔を背ける 「一応…」 「そっかそっか、まぁ座れ。しかしお前が授業でるなんて今日は雪でも降るんじゃないのか?」 「それは季節的にないっす先生…」 「それもそうだな」 あまりにも普通のやり取りをしている狼にクラスのみんなはポカンとしていた 「まぁ、授業に出るのはなによりだ」 「先生」 と、不意に狼が道木に言った 「真坂なんですけど…」
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