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それからしばらくたってから
職員室にいる道木は他の教科の先生に声をかけられた
「道木先生」
「ん?はい、なんですか?」
「折合君の事なんですが…」
道木は一瞬嫌な予感がした
「あいつ…何かしましたか?」
気まずくなりつつも聞いてみると
「いや、そうじゃないんですよ」
「え?」
てっきり小言を言われると思っていた道木には予想外すぎた
「最近折合君、授業に出るようになったんですよ。サボらずに」
「まじ…すか?」
「はい…一応」
すると離れたところにいた体育の先生も言った
「そういえば体育もサボらずに出るようになったな。折合のやつ」
「え……」
「というかサボってるところを見ることがなくなったね」
ついには見回りの先生まで言った
「ま、まじっすか…」
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