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「あはは……あなたっていつもそんな感じだもんね」
最後に苦笑らしきものをもらしているのは俺のすぐ左隣に位置している幼馴染。
「あ? ああ……まぁ、こういうときだからこそ平常心を保たないとな」
「ホラ素だ。まぁ、彼以外に適任は居なさそうだし、当面まとめ役は彼に押し付けさせてもらおう」
「ああ、いや、うん。オレは別に」
「……仕方ないわね」
…………?
よくわからないが、どうやらまるく収まったらしい。
仲介役としても、大人が居てくれるのは助かる。
「君たちもそれでいいのかな」
「あ、はい……私は最初から、意義はありませんでしたから……」
「俺も。難しいことはよく判らんからな!」
残りの二人にも確認を入れてくれる丁寧さ。
助かります。
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