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昨日の夜、ソイツは街に現れた。
言い伝えの上の存在。
出会ってはならぬモノ。
異変は唐突にやってくる。
だから、そこにあったのはただ、驚愕。
「―――まさか、実在したとは、な」
考える。
現状。
街は壊滅した。俺はまだ生きている。目の前にはヤツ。戦う術はない。
ヤツは何なのか。
形はある。動いている。生物なのか。意思はあるのか。感情はあるのか。わからない。
対応。
戦いは無謀。しかし武器は必要。やり過ごすにも、無手はない。
結論。
まずは現状からの脱出。然る後に、探索。
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