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私は恋をしたことがなければ、キスの一つもしたことがない。
私はユタカの一つ一つの行動にドキドキしていた。
「ちょっと、ユタカ!!」
私は自分でもビックリするくらいの大声を出し、ユタカの手をはらった。
ユタカは不思議そうに私に尋ねた。
「千冬、どうした?」
「…どこに行くの?」
私は疑問を疑問で返したがユタカは答えなかった。
私はどこに行くのか気になったが黙って歩き続けた。
途中から道なき道を歩くこと数分、私とユタカは広場のような広い場所に出た。
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