0人が本棚に入れています
本棚に追加
君と初めて出逢ったのは小学5年生の時だった
まるでシンデレラのような情景だった
君は割と無口で俺も割と無口で上手に話す事も出来なかった
大好きなんだよって言えずに時だけが無情に過ぎてゆく
目眩がしそうな恋をして熱い情熱が胸をむさぼり尽くす
涙が出そうな程大好きな君の机の中に誕生日プレゼントをメッセージ付きで入れたんだ
次の日学校へ来ると突き返されたよ
きっと悲しみだけこの胸に灯すだろう
人を大好きでいる事難しいね
中学1年生の冬に
また熱い夏が過ぎまたあの冬が始まるんだね
片想いは理解ってるのに僕は何故諦めないんだろう
友達が僕と彼女を引き寄せるようにと少し早めのクリスマスパーティーを用意してくれた
やがて夕暮れ迫り君は帰ってゆく
僕は二度目のプレゼントでぬいぐるみを用意したんだ
夕暮れの影に消えてゆく君を走って追い掛けた
二度目のプレゼントを嫌がる訳もなく君は笑ってありがとうって受けとった
きっと大丈夫僕はその笑顔忘れないよ
きっと大丈夫雪が降り始めた冬の日に
卒業式の日君は笑ってこう言った
大丈夫だよ私はって
意味は未だに理解らないけどきっとその笑顔は誰にも負けないくらい輝いてたよ
サヨナラ 初恋
サヨナラ 桜舞う日に
15年後不意に入院した病院で男性の看護士に逢ったよ
君と僕の事良く知ってた
僕は彼女の初恋の人だったって事
君は今その男性と10年同棲してるみたいだね
僕はその男性に言ったよ早く結婚してあげなきゃって
君は相変わらず一途なんだね
僕も頑張るから頑張って幸せ掴んでね
サヨナラ 初恋
サヨナラ 桜舞う日に
サヨナラ 初恋
サヨナラ 桜舞う日に
あのぬいぐるみまだ君は持ってくれてるかな
最初のコメントを投稿しよう!