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「隆弘君!これ、さっき落としたよ!はい。」
すると、隆弘は今まで見たこと無い顔をして、聡子を殴った。
「俺のモノに触るな…俺の写真を撮るな!二度と俺の前に現れんな。気持ち悪りぃんだよ!」
もう一発殴って、
「今度こんな事になったら、殺すぞ。このブス女。」
「はぁ?ひっどい!何なのよ。どいつもこいつも、ストーカーストーカーって。ストーカーはあんたの彼女じゃん!」
「私がストーカー?何で?私は隆弘の彼女じゃん!」
「いっつもいっつもさぁ、隆弘隆弘って。私が隆弘君のコト好きって知ってて、彼氏って自慢してきて。私凄く傷ついてんのに!きずいてんのに、いっつも隆弘君とのノロケを聞かされて、私を地獄に落とした。ほら!!見てみなよ!これね、あんたに苦しめられた数刻んだんだよ?」
すると、右腕を出して痛々しいリスカの痕を見せた。
「だからって私をストーカーって言わないでよ!ごめん。あれは、聡子が…聡子がさ、…」
「もういいよ。私は隆弘君のストーカーだよ…でもね、この傷は一生消えない。あなたのせいだから!いつか仕返ししてやる。ははは。アハハハ!」
聡子は、顔を赤くして叫んだ。
悪魔のように。
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