きっかけ

8/8
前へ
/475ページ
次へ
彼女は俺の周りには居ないタイプの女だった。 今までつきあった奴や大学にいる女は、髪を染めていて、少しでも自分を良く見せようとしてるのがわかるぐらい化粧が濃くて、邪魔じゃねえの?と言いたくなるような爪をしていた。 だからか彼女は、俺の目に新鮮に映ったのかもしれない。 名前も知らない、歳も知らない。 そんな彼女を見るのが、いつからか楽しみになっていた。
/475ページ

最初のコメントを投稿しよう!

332人が本棚に入れています
本棚に追加